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就活中

2017年を締めくくる一曲

あけましておめでとうございます。

 

もう年の瀬、一年があっという間に過ぎていくように感じるのも年のせいでしょうか?

さて、2017年クリスマスを目前に迎えた12/16ある1つの曲がSoundcloud上でアップされました。

 

soundcloud.com

 

(フル)カラーテレビ

payaさん、歌詞中の「96年式」ってとこからいっこ下か同学年か…

同世代からこういったアートが生まれてくるっていうのも

嬉しいやら妬ましいやらそんな感情です。

 

曲調はゴリゴリ2010年代キテいるシティポップ。しかし、サンプリング元、声ネタ、歌詞の内容、オートチューンぽいサビなどなど懐かしさを感じさせる要素で溢れています。(いい意味で)チープな感じは宅録クラウド・ラップ、ラップトップ・ミュージックといった近年のムーヴメントを意識しているのではないかと思います。個人的には2010年らへんのUSインディーのドリームポップらしさも感じました。

 

payaさんの意図しているところか、していないところかは不明なんですが、あらゆる音楽シーンのムーヴメントを継承しているような気がします。つまり、どのムーヴメントの文脈で語ることも可能だと僕は考えるわけです。で、完成度高い。恐ろしく上質。ジャパニーズ・シティポップのコンピレーションに紛れててもわからんぞこのクオリティー。

 

懐かしさと新しさ、チープであり極上の完成度…、そういった相反する要素を併せ持つ、究極の空間にこの曲はあるのだと思います。無料で公開する曲かコレ?!これ含め5曲入りでEPつくろうや、んで1620円くらいで売ろうや。レーベルにデモ送ろうや。ちゃんとしたスタジオで録って、プロにミックスしてもらおうや。3年後くらいにはある程度金貯めて俺がパトロンになるから。なぁ?!マジで才能やぞお前なあ!と言いたくなります。どの目線で言ってんのかわかんないんですけど

 

恐らく、自分みたいな凡人が詞を書いて曲にするならこの曲みたいなアップテンポな感じにはしないはず。例えば、Shadez of Brooklynの"Changes"とか正統派なビートで行くはずやと。当然、そうなったらこんな上質なサウンドは生まれないわけですよ。なんか自分の感性が間違っている、とも思える作品でした。

 

各音楽メディアそろそろベストソングorアルバムが出揃う頃だとは思いますが、個人的には2017年をあらわす1曲はこれになるのかなとは。